マスコット“無事カエル”配布 交通安全街頭啓発

 秋の交通安全運動(9/21~30)の最終日9月30日(月)16:00から、小樽桜陽高等学校(長橋3・白鳥真次校長)生徒会執行部と菓子研究会の1・2年生22名は、交通安全街頭啓発ボランティアに参加し、交通安全を願うマスコット「無事カエル」をドライバーに手渡した。

 

 長橋十字街のJR小樽駅へ向かう路線に、手づくりの横断幕を掲げて学生が並んだ。赤信号で停車するドライバーに、小樽警察署3名と交通安全女性指導員2名の誘導で近寄り、「安全運転お願いします!」と声をかけ、マスコットを手渡した。

 

 長栄町会6名は、“交通安全”と“飲酒運転根絶”と書かれた旗波を作り、小樽市交通安全運動推進委員1名と生活安全課職員2名も街頭啓発に協力した。

 

 無事カエルのマスコットは、昭和53(1978)年、埼玉県の高校生が始めた活動で、小樽の交通安全啓発の一助にと、同校も平成25(2013年)年から始めた。

 

 同校菓子研究会とフードデザインのメンバーのほぼ3年生が、昼休みを活用し、緑色のフエルトを使って180個を完成させた。目や口の他にリボンや花をつけ、表情にバリエーションを持たせた。

 

 本日の配布には、生徒会執行部も加わり、30分ほどで94個を配布。赤信号で停車したドライバーは、思い掛けないプレゼントに微笑み、学生の交通安全への思いを感じていた。

 

 同会・新川香菜子さん(2年)は、「初めて参加し、事故を無くしてほしい思いを込めて配布した」と話し、保健委員長の三上亜依花さんは、「地域貢献しようとボランティア活動に参加。

 

 昨年は、車の通りが少なかったが、今年は、皆さんが停車して受け取ってくれて嬉しかった。交通ルールを守ってほしい」と話した。

 

 小樽警察署・宮崎慎吾交通第一課長は、「小樽から交通事故を無くすよう、車を運転しない学生が、命の尊さをドライバーに伝えることに意味がある。命の大切さを忘れずに、被害者にも加害者にもならないようお願いしたい」と述べた。

 

 同日に、石狩市・札幌市手稲区・小樽市の約260名が合同で、国道337号沿いに交通安全街頭啓発を実施。交通事故撲滅を願い、ドライバーに旗波啓発を行った。

 

 ◎秋の交通安全運動実施計画(PDF)

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