小樽港開港120周年 官公庁船舶一般公開

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 小樽港開基150周年・開港120周年を記念して、10月6日(日)10:10から15:00まで、小樽港第3号埠頭岸壁13番・14番・17番・18番で、官公庁船舶5隻の一般公開が行われた。

 小樽港は、1869(明治2)年に手宮海官所が設置され、商港として150周年、1899(明治32)年8月4日に外国貿易港となり、今年で開港120周年を迎えた。

 これを記念して、小樽港や関係公的機関の船舶を市民に公開し、理解を深めてもらおうと開かれ、10:00から第3号埠頭手前の空スペースで、開会式が行われた。

 迫俊哉市長は、「この機会に、多くの皆さんに関係機関の船舶の役割や、関係機関がどのような仕事をしているか知る機会にしてもらいたい」と挨拶。

 来賓を代表して小樽海上保安部長・藤本裕之小樽港長は、「石炭の積み出し港として、日本の産業発展に大きく貢献。現在、貨物輸送のみならず、大型クルーズ船が出入りし、沢山の人が訪れている。今後ますますの発展を皆さんと一緒に祈願したい」と述べた。

 小樽潮太鼓保存会による祝いの打演が式に華を添え、大勢の人が足を止めて聞き入っていた。

 一般公開に参加した船舶は、予定していた海上自衛隊余市防備隊ミサイ艇わかたかが急遽不参加となったが、小樽海上保安部巡視船しれとこ・小樽税関支署監視艇かむい・北海道開発局小樽開発建設部港湾業務艇ひまわり・国立小樽海上技術学校練習船はりうす・新造船の小樽市ひき船たていわ丸の5隻は、予定通りに行われ、乗船を待つ列ができるほど、大勢の人で賑わった。

 同建設部では、午前と午後の2回、定員20名ずつを乗せて、海上から小樽港を見学し、小樽港湾事務所にあるみなとの資料コーナーに立ち寄り、小樽港建設の歴史的な資料などを紹介した。

 9月にデビューしたばかりのたていわ丸(196トン・30.7m)では、乗船する長蛇の列ができ、急遽乗船する人数を増やして対応。

 同船は、タグボートとも呼ばれ、大型クルーズ船や大型貨物船が入港する時に助ける船で、4,000馬力で押したり引いたりする港の力持ち。1分間に5,000ℓの海水を飛ばして、火事になった船の火を消すこともでき、エンジントラブルの船をレスキューする。

 練習船はりうす(43トン・18.80m)は、学生が航海士や機関士になるため、週1回朝から昼まで海上実習を実施し、操船や投錨の練習を行う。◎関連記事(はりうす)

 巡視船しれとこ(980トン・77.8m)では、1時間ほどで約300名が乗船し、海上保安庁キャラクターのうみまるが出迎えた。



 通常は第2埠頭に配備されているしれとこは、久しぶりの一般公開。操舵室や船室や会議室等を公開した。◎関連記事(しれとこ)

 監視艇かむいは、全長29.15m・全幅5.7m・総トン数76トン・船員定員6名・旅客等定員14名。4サイクル船用高速ディーゼル2基を搭載し、3,500馬力。

 税関イメージキャラクターカスタム君も登場して、子どもたちを喜ばせ、不正薬物や拳銃などの密輸情報の提供を呼びかけた。◎関連記事(かむい)