鉄道史学会住田奨励賞受賞 総合博物館

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 小樽市総合博物館(手宮1・石川直章館長)に動態保存され、幅広い年代に愛されている蒸気機関車アイアンホース号の修繕費用を集めるクラウドファンディングの取り組みが、多くの支援の輪を広げ高く評価され、第10回鉄道史学会住田奨励賞特別賞を受賞。

 同館は、多くの鉄道車両を展示し鉄道の歴史を紹介している施設。子どもから大人まで、幅広年代に人気がある蒸気機関車アイアンホース号が故障。その資金調達のために始めたクラウドファンディングは、364件約800万円が集まり、目標を大きく上回る結果となった。全国各地から支援の輪が広がり、修繕費を賄うことができ、返礼品のメニューには、歴史的鉄道施設に実際に触れる体験などもあった。

 これらの活動は、鉄道保存の重要性と魅力を全国に知らしめ、鉄道資源を保存・運営する日本全国の博物館にとって先駆的な事例となり、アイアンホース号を愛する子どもたちの期待を維持できたことなどが高く評価された。

 鉄道史学会(宮下弘美会長)は、鉄道史研究の発展のために活動している学術団体で、公益財団法人交通研究協会が顕彰する日本の交通史に関する学術的な活動を「住田奨励賞」として専攻し、論文の部・図書の部・特別賞の部の3部があり、毎年開催している研究大会で表彰している。

 受賞式は、令和元年9月21日(土)、鉄道史学会第37回大会(釧路公立大学)で行われ、同館・大鐘卓哉学芸員が出席した。

 石川館長は、「鉄道のことを考えている方々に認められたのは、何よりも嬉しく、私たちの活動は間違いではなかったと自信が持てた。この後も、アイアンホース号だけでなく、50両の車両をどう保存していくか大きな課題があり、真摯に取り組みたい」と受賞の喜びを語った。

 ◎鉄道史学会(外部)

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