地域医療を支える小児科医 城氏に感謝状

 小樽市は、長年にわたり地域医療を支えた医療法人社団城小児科クリニック(9月30日高齢を理由に閉院)の理事長兼院長を務めた城守氏(81)に、10月15日(火)9:30から市役所(花園2)2階市長応接室で、迫俊哉市長から感謝状が手渡された。

 

 小樽市の医療・福祉・教育等の向上発展に尽力したことから、贈呈式には、林秀樹教育長、貞本晃一小樽市保健所所長、勝山貴之福祉部長らが出席し、これまでの多大な協力に感謝した。

 

 城氏は、札幌医科大学を卒業し、1965(昭和40)年4月に医師免許を取得。1981(昭和56)年5月に城小児科クリニック院長となり、地域医療を支えるとともに、市民と医師との信頼関係の確立に努め、小樽医師会会長や理事を歴任。さらに、学校医として通算36年、夜間急病センター長、小樽市社会福祉協議会会長など、多くの公職の責務を果たし、市民の健康福祉及び保健衛生環境の向上に多大な貢献。2012(平成24)年に旭日双光章を、2013(平成25)年に小樽市功労者賞など、功績が認められている。

 

 迫市長は、「地域医療だけではなく、幅広くお世話になり感謝している。今後も力添えを頂きたい」と感謝した。


 
 城氏は、「功労者賞や感謝状を頂き感謝している。保育所3件の嘱託医は続けている。要望があればできる範囲で少しでも役に立ちたい」と話した。


 
 同席した夫人は、「健康で二人三脚で何とかここまで来られた。感謝状はとても嬉しい」と喜びをかみ締めていた。