初めてのプログラミング教室 奥沢小学校

 2020(令和2)年度からプログラミング教育が、小学生の授業で導入されることを受け、小樽市立奥沢小学校(奥沢2・井村文俊校長)では、11月11日(月)に、1年生と4年生を対象としたプログラミング教室を実施。市内で小学1年生に実施するのは初めて。

 

 講師を務めるNECソリューションイノベータ株式会社北海道支社(札幌市)の伊藤真之さんと乾英男さんにとっても、1年生対象は初めてで、学校からの依頼で実現した。

 

 1年1組19名は、2校時目に図書室に集まり、まず最初に、講師の伊藤さんが、小型星探査機「はやぶさ2」について解説。小惑星「リュウグウ」から石を運ぶ様子を動画で見せながら、ロケットを飛ばす時には、コンピュータやプログラムが必要だと説明。

 

 コンピュータとは何か、どんなものにコンピュータが使われているか、スマートフォンを使って計算や質問をすると即座に解答でき、1つのタブレットを4名で共有しながら、コンピューターの凄さを体験。

 

 江崎グリコ株式会社無料アプリ「グリコード」を使って、楽しみながらプログラミングをゲーム感覚で体験しながら、子ども達は、失敗を繰り返し助け合いながら、プログラミングを理解した。

 

 3校時目は、同じ内容で1年2組19名が、4校時目はパソコン室に移動して、4年生23名が、プログラミングで遊ぶアプリ「ビスケット」を使って絵を描くことに挑戦した。

 

 井村校長は、「1年生への実施は初めてで、経験と研修を兼ねて実施した。子ども達が楽しめて良かった」と話した。

 

 小樽市教育委員会生涯学習課の所管で、昨年から夏休み子ども体験学習の一環として、同支社の同講師によるプログラミング教室を張碓小学校で開講。

 

 小樽市教員研修プログラムの一環で、今年8月1日に、教職員を対象にプログラミング教育研修講座を開講して44名が参加。道立教育研究所から講師を招き、講義と実践によりプログラミング教育への理解を深め、2回目を来年1月に予定している。

 

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