新・堺町郵便局 11/18オープン!

 小樽堺町郵便局(堺町6・永富賢局長)は、このほど建替工事が完了し、6ヶ月ぶりに業務を再開。11月18日(月)9:00のオープンを祝って、待ちわびた市民らが駆けつけていた。

 

 1872(明治4)年9月に、小樽区運上屋を営む初代局長・船樹忠三郎が開局。当時の郵便局は、小樽港岸壁近くにあり北海道経済の発祥の地で、150年以上の歴史がある。1968(昭和43)年4月に「小樽堺町郵便局」と改称され、現在に至る。1973(昭和48)年1月に6代目局長に永富昭氏、現在の永富賢氏は、2010(平成22)年4月に就任した8代目となる。

 

 観光客の憩いの場となる当局前のメルヘン交差点は観光客でにぎわい、同局への利用も多い。

 

 局舎の耐震性能不足による建替工事のため、今年5月10日が最終営業となり、本日まで一時閉鎖となっていた。

 

 完成した局舎は、鉄筋コンクリート2階建・床延べ面積155.79㎡。歴史景観区域のため、周辺の建物と調和が取れた外観で、局内ロビーは明るく広めに設計され、筆記台が備え付けられ、椅子に座って記入できるよう配慮されている。

 

 業務開始に先立ち、8:30から店舗前でオープニングセレモニーが行われ、迫俊哉市長をはじめ、北海道地方郵便局長会・渡辺和幸副会長ら約50名が出席し、テープカットが行われた。日本郵便オリジナルキャラクター「ぽすくま」も登場した。

 

 迫市長は、「800万人を越える観光客が訪れ、小樽運河と並び、メルヘン交差点は大変多くの観光客が訪れている。立地条件の大変良い場所で、郵便事業だけではなく、小樽観光発展のため、地域経済振興のために、引き続き力添えをいただきたい」と期待を寄せた。

 

 渡辺副会長は、「地震が多発し、日本郵便株式会社は、お客様や社員の人命を守るため、耐震補強工事を進めた第1号が堺町通り店となる。利用客も沢山あり、港町小樽の歴史と、北海道の開拓に貢献してきた。立派な局ができ、お客様にとっても入りやすい局となった」と述べた。

 

 永富局長は、「5代目・6代目と親子3世代で局長を務め、局舎も移り変わってきた。本日、多くの皆さんの協力を得て、素晴らしい郵便局が同じ場所に開局でき、地域の皆様と共に歩む機会をいただき感謝する。

 

 これからも多くの方に利用され、長く愛され信頼される郵便局となるよう、社員一同頑張ってまいります」と決意を述べた。

 

 本日18日から、郵便局にゆかりのある小樽堺町通りの名所やガラス浮き玉、オタルナイ運上屋跡地などが描かれた風景印の使用を開始した。

 

 ◎小樽堺町郵便局〜風景印(外部)

 ◎日本郵便株式会社(外部)