上期観光入込客数発表 小樽市長定例会見

 

 

 小樽市は、11月29日(金)11:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で、市長定例記者会見を開き、例年になく増えている火災の状況と令和元年度上期の観光入込客数等を発表した。

 

 例年になく多発している市内の火災状況について、現時点で37件発生。12月を残して、昨年の32件をすでに上回る37件が発生し、高齢者5名を含む9名が亡くなり、1997(平成9)年の11人に次ぐ死者数となった。

 

 本市の住宅用火災報知機設置率は、全国全道の82%より低い71%と、未設置が多い。出火原因は、たばこ、電灯・電話等の配線、放火、コンロなどで、ついうっかりが火災に繋がっている。

 

 防火対策として、今月13日(水)から、消防車両による巡回広報を実施し、高齢者世帯を含む災害弱者への防火訪問も実施。各町内会に出向き、火災発生状況及び住宅火災報知機の設置について協力を求めた。

 

 除排雪については、11月1日(金)から本部をスタートさせ、市内7つに分けて市民の窓口となる除雪ステーションを設置した。

 

 バス路線や通学路線との交差点の早め除排雪ヶ所を拡大。通学路は、小学校3学期開始に間に合わせて除排雪し、主要通学路の交差点の指定ヶ所を90ヵ所から96ヶ所に、観光に配慮した主要路線も2.7kmから4.4kmに延長する。

 

 市からのお知らせについては、

 

 ①11月25日に小樽港長期構想検討委員会を3年ぶり再開。20年〜30年後の小樽港が目指すべき姿を定めるもの。

 

 ②令和元年度上期(4月~9月)の観光客入込数について、対前年比0.4%、1万4,800人増の396万9,700人。宿泊施設が増えたことにより、宿泊客数については対前年比10.2%の増46万2,800人。外国人宿泊客数は、対前年比2.2%増の9万2,673人となり、7年連続で過去最高を更新。

 

 国別の宿泊者数では、日韓関係悪化の影響により、韓国が対前年比78.7%の1万9,707人となったものの、2年連続でトップ。フィリピンとの直行便や札幌開催のラグビーワールドカップの影響で、欧米からの外国人宿泊客が増加。

 

 ③観光税の第1回有識者会議を28日(木)に実施。税金の使い道を明確にし、改めてスピード感を持って取り組む。2020(令和2)年度第4回定例会に議案を出して議決し、2021(令和3)年度中の実現を明らかにした。

 

 次回定例記者会見は、令和2年1月7日(火)11:00の予定。

 

 ◎令和元年度上期小樽市観光入込客数の概要(外部)

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