心と技の鍛錬! 第44回勧仁塾道場杯

 

 

 第44回勧仁塾道場杯争奪空手道選手権大会(山村弘一大会長)が、12月8日(日)10:00から、小樽市いなきたコミュニティーセンター(稲穂4)4階体育室で開かれた。

 

 札幌・千歳・日高・室蘭・登別・函館・網走・安平の幼年から高校生まで男女約130名がエントリー。インフルエンザ等で欠席も目立ったが、大会審判団約30名と中村裕之大会名誉会長をはじめ、来賓も多数出席した。

 

 選手一同が整列して開会式が開かれ、山村大会長は、「選手は空手道精神に則り、正々堂々と競技に参加してもらいたい。皆さんの健闘を祈る」と激励。

 

 選手を代表して、同塾星置道場の辻龍河さん(小6)と本部道場の高野凜さん(小2)が、「我々選手一同は、空手道精神に則り、練習の成果を精一杯に発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と宣誓した。

 

 会場には、コート3面が用意され、10:30から、空手道の修行の中で重要な要素を占める形の競技から開始。基本技も応用技も組手試合も、すべて形の中に凝縮され、審判員は技術面・競技面の要素を総合的に考慮して判定する。

 

 幼年の部男女混合と小学1~3年女子・小学4~6年女子の部の競技に、選手も観客も緊張した雰囲気に包まれた中で始まった。

 

 小学高学年女子形の部で優勝した藤原樹さん(4年・常明館)は、空手を始めて6年になり、優勝は何度か経験済み。「早い動作が難しい。もっと強い人にも勝てるようになりたい」と上を目指した。

 

 休憩をはさみ、12:40から組手の競技が行われた。組手は、2名ずつ競技が行われ、上段突きなどの技を掛け合う。相手の身体に触れる前に止めるのがルールで、突きや蹴りが当った場合には、ペナルティーが課せられる厳しいもの。

 

 

 空手道は、来年2020(令和2)年の東京オリンピックで競技種目となり、注目が集まるスポーツ。選手は礼儀を重んじ、日頃の努力を発揮して競技に挑み、観客も声援を贈っていた。

 

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