小樽市議会第4回定例会 会派代表質問2日目

 小樽市議会第4回定例会は、12月10日(火)13:00から、立憲市民連合の高橋龍議員と共産党の小貫元議員が会派代表質問に、無所属の小池二郎議員と中村岩雄議員が一般質問に立った。

 

 高橋議員は、市民や観光客が集まる公園や学校などに設置している野外彫刻等について、身近でありながらもアートに触れることができ、観る人の目を楽しませているが、放置されているものも多く、管理や補修についてを質問し、改めて野外彫刻等をデータベース化及び調査点検、必要に応じた補修を行うよう求めた。

 

 地域で展示されているもので、市が把握しているもの125件、パブリックスペースに設置し、市が維持管理しているもの65件は、企画制作室でデータを管理している。

 

 敷地にあるものは、閉校後、多くはそのままの状態。清掃や点検は、1部は年2回、ほどんどは目視によって不定期に確認している。点検の必要性に対して、職員の意識が充分に行届いていないことが原因。データベースに搭載することで状況を把握し、所管における維持や保全への意識づけをし、改めて管理を徹底させたいと答弁した。

 

 公共施設再編について、公共施設の移転先として産業会館を活用するメリットは、小樽駅や複数のバス路線の停留場が近く交通の便が良く、街中の賑わい形成になるとし、デメリットとしては、専用駐車場がなく、エレベーターの設置などのバリアフリー化が難しいことを指摘した。

 

 生涯学習プラザの移転先には、市民意見交換会で、市内中心部を希望する意見があり、現在、庁内において検討中とした。

 

 小貫議員は、道内で市営室内プールが設置されていない市は、恵庭市と小樽市のみと指摘し、恵庭市の人口は約7万人、全小学校敷地内にプールが設置され、小樽では3校のみで小樽市の異常さを強調。早期に市民プール建設を決断するよう求めた。

 

 市長は、「未来を作るための政策として、体育館・プールなど、市民の健康増進と子どもたちのスポーツ振興に寄与する体育施設の整備を計画する公約は、今も変わらない」とし、林教育長からは、「教育委員会は、市民に水泳を楽しむ機会を提供するため、市営プール廃止後、高島プールを通年で開放し、実施していた各種水泳教室を、市中心部の民間施設に委託し、広く参加を促し、夏休み中の小中学校のプールを開放するなど、これまでも水泳に親しむ取り組みを行い、利用者が減少しているからと言って、スポーツ基本法に反しているものではない」と述べた。

 

 小貫議員は、市民プール建設について、公約でも計画的に進めるとあり、いくつかの財源を検討しているのだから、市民に、具体的なプランをしっかりと示すべきと述べた。

 

 11日(水)は、酒井・髙木・川畑・秋元・中村議員による一般質問を予定している。

 

 ◎R011210小樽市議会本会議1(YouTube)

 ◎R011210小樽市議会本会議2(YouTube)

 ◎R011210小樽市議会本会議3(YouTube)

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