おたる水族館(祝津3)は、12月14日(土)から冬期営業を開始。メッセージツリーを設置してクリスマスムードを高め、待ちわびた家族連れらで賑わった。
冬も楽しめる企画を用意し、年末年始も無休で、2020(令和2)年2月24日(月)まで営業を続け、冬期間は駐車料金無料。営業時間は10:00~16:00(入館〜15:30)。
イルカスタジアム前に設置した「凍るど!プール」では、かつてショーで活躍していたゴマフアザラシのレジェンド「シン」と「もも」が、元気な姿を披露した。
10:40から給餌風景を公開し、水槽の回りには大勢の観客が詰めかけ、担当職員によるアザラシの解説付きで、寒さに負けないイキイキとした様子を楽しんだ。
イルカスタジアムで、オタリアの小学校でオタリアの器用な一面を知る機会となったショーで盛り上がり、3頭のバンドウイルのショーは、初回から観客席が埋め尽くされ、迫力あるジャンプに歓声が響いた。
同館の冬の風物詩となるペンギンの雪中さんぽも、例年よりもコースを拡大して始まり、車イス対応スペースも設置した。初回11:30のさんぽでは、ジェンツーペンギン11羽の内8羽が登場。
今年生まれのマイケルは出遅れてしまい、欠場するハプニングの中、国内外の観客約300人が、約70mのコースに散らばり、可愛らしく歩く様子を楽しんだ。
担当飼育員による解説もあり、時計回りの反対で2周する姿をカメラやスマホに収めていた。
札幌から訪れた3歳の男の子は、「初めてペンギンの歩く様子を見て可愛かった。イルカのジャンプも凄かった。エイもセイウチも好き」と楽しんでいた。
来春には千葉県鴨川シーワールドに移転するため、冬限定イベントとして、2016(平成28)年に生まれたセイウチのしずくのパフォーマンスを企画。
各階の水槽では、ゆうゆうと泳ぐ魚たちも楽しめ、強面の顔立ちのフサギンポやカクレクマノミとイソギンチャクの共生の様子、ネズミイルカのアツコの元気な様子も観察できる。
新年1月は、1回100円のおみくじや昆布茶プレゼント、成人の日企画として、11日(土)〜13日(月)は新成人が入館料無料。節分に合わせ2月2日(日)・3日(月)は、鬼に扮したペン太が館内に登場する。