私の町のたからもの 小樽ユネスコ絵画展

 小樽ユネスコ協会主催の第4回絵画展「絵で伝えよう 私の町のたからもの」が、12月14日(土)・15日(日)の2日間、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開かれた。

 

 身近にあって大切に未来に残したい「私の町のたからもの」をテーマに、12月2日(月)〜9日(月)で、市内小学生を対象に作品募集をしたところ、市内9小学校から、それぞれが思う大切なものが描かれた力作88点が集まった。

 

 堀槙子・中村アリ・関口人司3氏が審査員となり、優秀作品15点を選び、最終日15:00から展示会場で表彰式が行われ、優秀賞に選ばれた15名が出席して賞状と記念品が贈られた。

 

 特別賞5賞には、偶然にも桜小学校の2年生が4名も入るという快挙となった。

 

 小樽ユネスコ協会賞には、桜町小学校2年茂泉結大さんの「天狗のおめん」が選ばれ、「天狗のおめんを見ながら、クレヨンと絵の具・鉛筆で描いた」と話し、両親は「普段から描くことが好きで、遠足に行った時に天狗を見たと思う。迫力ある天狗が描かれていた」と話した。

 

 「色えんぴつの世界」と題した3点を展示した関口人司さんは、初めての審査で「皆さん、素晴らしい力作ばかりで、審査も難しかった」と感想を述べた。

 

 安達久美子副会長は、「どれも一生懸命に描かれた作品ばかり。じっくりと絵に取り組むことが困難と言われる中、沢山の応募を嬉しく思う。後世に残したいものを考え、絵にしてふるさとを愛する心を育んでもらえたら嬉しい」と挨拶した。

 

 審査員の堀さんは、「どの絵も素晴らしく、15点選ぶのに苦労した。テーマに沿っていて、改めて伝えたいものが沢山あると知った。小樽ユネスコ協会賞には、天狗山ロープウエイ山頂駅にある天狗のお面、赤い鼻にぶら下がっている女の子が微笑ましく描かれている」と高く評価し、ほかの受賞作品についても講評を述べた。

 

小樽ユネスコ協会賞 天狗のおめん 茂泉 結大・桜小2年
日本ユネスコ協会連盟会長賞 観光船とカモメ 結城 芽依・桜小2年
小樽市長賞 アイアンホース号 岩﨑 宗一朗・桜小2年
小樽市PTA連合会会長賞 裏の山の手小学校 田中 真唯・ 山の手小5年
北海道新聞社賞 トド 川本 夢羽・桜小2年

 

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