家庭教育支援「小樽わくわく共育ネットワーク」は、1月6日(月)10:30から11:30まで、小樽生涯学習プラザ(富岡1)で就学前の子どもを対象に、手遊びや読み聞かせを行う絵本カフェを開き、12組の親子28名が楽しんだ。
同ネットワークは、小樽市教育委員会が実施する家庭教育支援事業の一組織として、2015(平成27)年5月末に発足した。
小樽のすべての子どもたちが、健康でイキイキと自分らしく学び、家庭の絆を深めながら、親子が共に成長して暮らしていける街にすることを目的とし、「子育ては街育て」をモットーに情報発信やイベントを企画している。
絵本カフェもその一環で、月2回、市民団体「たるBOOK」の代表も務めるスタッフの中川めぐみさんが中心となり、ボランティアの東藤さんと外園さんも加わり、わらべうたや手遊び、絵本の読み聞かせを行い、参加した子ども達や母親が交流できるフリータイムも設けている。
新年初の同カフェは、中川さんによる「いないないばあ」や正月らしい話の「おもち」、「ぶたたぬききつねねこ」の読み聞かせを手遊びを交えて行い、いつも参加している子どもたちは、自然とお話しの世界に集中していた。
また、会場には、中川さん所蔵の絵本100冊を、ビニールシートの上に敷き詰め、自由に見たり借りることもできる。
参加した母親は、「子どもたちが興味のある絵本を知る機会になり、自由に見ることができ、子どもにとっても親にとっても良い」と語る。
同カフェに合わせて、たるBOOKの読み聞かせの会も月2回実施。平日仕事の両親も参加できるようにと、1回は土日に開催しているという。
中川さんは、「最初は絵本を知ってもらい、母親たちの交流の場にと始めた。開催してみないと皆さんのニーズも分からなかったが、情報交換や話を聞いてもらったり、違うイベントに一緒に行ったりと、出会いのきっかけ作りにもなっている。兄妹で参加したり、休みの日と重なったので来たなど、皆さん楽しんでいる」と話した。
3歳の女の子と9ヶ月の男の子の母親は、「楽しみにしている」と話し、5歳と2歳の男の子の母親も「もうすぐ下の子が3歳になり、幼稚園に行くが、今後も来られる時は参加したい」と話した。
次回の絵本カフェは27日(月)に、8日(水)と25日(土)の13:00〜16:00は子どもカフェ倶楽部、11日(土)は小樽勤労青少年ホーム(緑1-9-4)で絵本カフェ、20日(月)10:30〜12:00はママカフェを予定している。