小樽堺町通り商店街振興組合(久末智章理事長)は、色内大通りへの商店街区の拡大と同エリアの無料公衆無線LAN(屋外Ferr Wi-Fi)環境の整備を実施する。
観光客の利便性の向上と観光動線を形成し回遊性を広げ、滞在型観光の推進をねらい、堺町通りと色内大通りが連携した事業を可能にし、更なる観光客の増加と地域活性化を目指すもの。
同商店街は8年前から組合を結成。昨年6月頃の会議で、既存商店の了解を得てエリア拡大に着手。半年前から実際に拡大に向けた働きかけを行い、色内交差点から中央通りまでの色内大通り約400mにあるホテルや店舗・会社など13施設が組合に新規加盟し、合計102店舗に。
これに伴い、3年前から堺町通り900mに整備された無線LANを、同大通りにも設置。利用開始日に2020年2月1日(土)を予定している。
観光庁「まちあるきの満足度向上整備支援事業」と市からの補助金82万円、株式会社ニトリ等からの協力で総事業費360万円を用意。
久末理事長は、「観光客の利便性と回遊性を上げ、今後、第3号埠頭の整備により、大型客船からの観光客も堺町通りから北運河まで流れるよう、店の動線を繋げたい」と話した。
拡大に伴い、今後は多言語の商店街マップを制作し、WEBサイトやfacebook等のSNS、街路灯への利用促進ステッカー掲示等による情報発信に努め、1つの商店街として、堺町通りから色内大通りまでのまち歩きが楽しめるスタンプラリーの実施、ゆかた風鈴まつりのエリア拡大、季節のイベントでの連携などに取り組む予定だ。