巨大アートに圧巻! 小樽中学校アートフェスタ

 小樽市内8中学校の美術部員と特別支援学級の生徒の作品106点を展示発表する、第21回小樽市中学校アートフェスタが、1月31日(金)~2月2日(日)に、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開かれている。

 北陵・松ヶ枝・西陵・菁園・望洋台・桜町・朝里・銭函各校の文化祭を盛り上げるため、美術部員の力の見せ所となる巨大アート作品が、会場にいくつも展示され、来場者の目を楽しませている。

 西陵中学校美術部の「それいけ西陵 僕たちがヒーロー」は、想像の世界をのびのびと描き、「妖精たちの秋祭り」と題したジオラマ作品は、大きな木の下に沢山の妖精を散りばめ注目が集まる。

 望洋台中学校では、美術の授業で、円形の紙に各々が自由に着色して描いた作品約200枚を、色ごとに分類してグラデーションになるよう並べた全校制作作品「アンサンブル」や、同校文化部共同制作でイギリスの現代アート作家ジュリアン・オピーの作品を基に、浮世絵のモチーフや望洋台の制服姿の女生徒も加えた作品。

 北陵中学校は、1~3年生12名の美術部員が、文化祭のステージに映えるよう鮮やかな色使いで描いた作品を出展。

 国指定重要文化財で日本最古のアーチ型石橋の眼鏡橋(長崎市)を制作した作品は完成度が高く、小樽市総合博物館運河館に展示されている鰊漁の様子の鰊盛業屏風を六曲一隻(6枚に折りたたむことができる屏風)に模写した作品は、美術館や同館の協力を得て精巧に作られ、どの作品も目を見張る力作ばかりだ。

 同校美術部顧問は、「会場には大物制作が多く、間近で見る迫力と、細かい所まで拘ったところなど、ぜひ会場で観ていただきたい。美術部員にとってもお互いの作品を観せ合うことで刺激になればと思う」と話した。

 第21回小樽市中学校アートフェスタ 1月31日(金)~2月2日(日)10:00~17:00(最終日15:30)

 市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリー 入場無料

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