ボランティアを激励!台中科技大学学長ら表敬訪問

 第22回小樽雪あかりの路に初参加している台湾学生ボランティア「yooohao」25名の激励と親善のため、学生の大半が所属する台中科技大学の謝俊宏学長ら12名が来樽し、2月7日(金)15:30から市長を表敬訪問。

 市役所(花園2)2階市長応接室で、迫俊哉市長・小山秀昭副市長・西條文雪雪あかりの路実行委員長・斎田義孝小樽日台親善協会会長らと歓談した。

 ボランティアに支えられている同イベントは、海外ボランティアが大勢参加し、オブジェ制作から期間中の手直しやロウソクの点灯や消灯まで、大きな力となっている。これまで参加していた中国人が不参加となり、台湾学生ボランティアが初参加することとなった。

 同大学卒業生で、一昨年まで札幌で働いていた楊椀羚さんが、2018(平成30)年に同イベントを訪れ、中国・韓国・日本のボランティアが頑張っていると知り、せっかくなら日台友好のために参加してはどうかと結成を企画。今回人数が足りないと知り参加に至ったという。

 チーム名の「yooohao(ヨーハオ)」は、“友好”の意味で、同大と雲林科技大学の20歳前後の学生が中心となっている。楊さんも学長らと同行し通訳した。

 謝学長は、「学生たちに貴重な機会を与えていただき感謝する。対日交流を通じて有意義な時間。ぜひ台中にもお越しください」と挨拶。

 迫市長は、「22回目の同イベントに、多くの皆さんが、ボランティアとしてお手伝いしていただき感謝している。小樽は一番寒い時期。くれぐれも体調に気をつけてもらいたい。SNSを通じて、小樽の美しい風景を台湾の皆さんに伝えていただきたい」と歓迎した。

 斎田会長は、「小樽日台親善協会は、台湾と小樽の親善を目的に7年前に設立。5回ほど台湾を訪れ、台中も訪れている。台湾人と日本人の心はすごく近く、親しみを持って台湾から帰って来ることができる。これからももっともっと親しい関係になることを願う」と述べた。

 西條委員長は、「台湾から25名のボランティアにとても助かっている。昨日のウエルカムパーティーでは、雪を見たこともない人もいたが楽しんでいた。このイベントをボランティアが、16日まで盛り上げてくれる。みなさんも小樽のまちとこのイベントを楽しんでもらいたい」と話した。

 一行は、小樽雪あかりの路の手宮線会場を視察し、ボランティアとして参加している台湾の学生らを激励した。

 2月20日(木)から、新北(しんぺい)市と小樽市の経済交流の可能性を探ることをテーマとし、小樽の代表団が訪問する予定。

 ◎小樽雪あかりの路2020(外部)

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