第22回小樽雪あかりの路が、2月9日(日)~16日(日)の期間中、町中にロウソクの灯りが延べ10万個灯され、冬の小樽を活気づけるイベントして開催されている。
関連事業のひとつ、バックヤードツアーが開催され、小樽の歴史や文化の知識を持つおたる案内人がボランティアガイドを務め、ロウソクが点灯される前の雪あかりの路会場を案内した。
歴史や見所を聞きながら、メーンの運河会場と手宮線会場を散策し、再び出発地点の市立小樽美術館(色内1)前までを1時間ほどでめぐる無料のツアーで、誰でも参加でき、希望者は、15:00〜16:00の間、同館1階に設けられた受付で直接申込む。
開幕初日の9日は、小樽・東京・千葉・埼玉・高知・福岡などから42名が、12班に分かれて随時出発した。
15:30過ぎに出発した12班は、札幌雪まつりを目的に3泊4日の日程で来道した、熊本在住の2歳と4歳の子どもを連れた榎田さん一家。ガイドは八幡千恵子さんが務めた。
美術館を出発して、金融資料館・本局・小樽芸術村・運河会場・手宮線会場を約1時間かけて歩いた。
旧日本銀行小樽支店金融資料館の建物の解説では、壁に30体ある守り神のシマフクロウをイメージしたレリーフの意味や建造物の特徴を聞き、運河会場では、運河誕生の経緯や用途に耳を傾け、海外ボランティアについてや開幕前の準備を急ぐボランティアの様子を知った。
美術館前では、ワックスボウル製作やスノーキャンドル作りを見学し、思い出深い時間を過ごした。
父親は、「修学旅行で来たことがあり、今回が2度目。以前は歴史などに興味がなかったが、バックヤードツアーに参加してみると、小樽の歴史が少し解って良かった」と話した。
11日(火・祝)・15日(土)・16日(日)にも、15:00~16:00に受付を行い、随時出発する。
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