雪あかりボランティア 天丼と海鮮丼に舌鼓!

 北海道大学・新潟大学歯学部同窓会小樽支部(大聖康洋支部長)は、2月12日(水)と13日(木)、おたる政寿司本店(花園1)3階高砂の間で、小樽雪あかりの路のために来樽した日本人大学生や海外ボランティアチームを昼食会に招待した。

 12日は31名、2日目の13日は、ボランティア部会・面野大輔氏、韓国ボランティア(OKOBO・イヒョクス団長)10名、台湾ボランティア(yooohao・レイショウヨウ代表)13名、日本人学生宿泊ボランティア(橙・三部祥吾団長)6名が参加。

 同会小樽支部では、寒さの厳しい冬の大きなイベントに協力する海外ボランティアに、日本や小樽を意識した食事を提供して感謝の意を示そうと、2004(平成16)年から継続して行なっている。

 小樽雪あかりの路実行委員会相談役を務める中村全博会長が運営する寿司店に招き、今回は海鮮丼と天丼と、どちらも苦手な人のためのカツ丼も用意され、パワーアップにと唐揚げと汁物付きの豪華な昼食会を用意した。

 初参加の台湾では、日頃から寿司を食べる機会が多く、本場日本の海鮮丼を楽しみにしている様子。全員揃ったところで、元気に挨拶をして食事を楽しんだ。

 原田歯科院長の原田祥ニ医師も駆けつけ、ボランティア代表に目録を手渡し、「文化や習慣、言葉の違うボランティアの皆さんとやっていくことも大変なこと。貴重な経験を積んでください」と激励。

 OKOBOのハン・サンヒ班長は、「私が今まで生きてきた中で、こんなに大きな雪を見たのは初めて。雪あかりのローソクに火を灯すと、綺麗で大切なことを感じた。ありがとう」と感謝した。

 yooohaoのレイ・ショウヨウさんは、「ご馳走していただきありがとう。今日の昼食はご褒美です」と満足した様子。

 三部代表は、「3度目の参加で2回目の代表。オブジェが融けてしまったのは仕方がないが、ローソクをつけると余計に融けてしまい、修繕が急がれる状況。今日の振る舞いを楽しみにしていた。雪が少なく暖かくで大変だが、これを食べて力つけ作業に励みたい」と、イベント後半に向け精力的だ。

 通訳でも頼りになるキム・ミョンジンさんは、「初めてでどれも良い経験。勉強した日本語が、どれだけ通じるか通訳で実践できて嬉しい。海鮮丼の海老やマグロ・イカなど、どれも新鮮で美味しかった。これで午後の作業は頑張れる」と意欲を示した。

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