小樽市優良技能者 12名表彰

 小樽市は、市内中小企業等に勤務し、勤務成績が優秀で卓越した技能を有して技能水準の向上に努めるなど、他の模範となる優良技能者12名を表彰。1975(昭和50)年度より毎年実施し、45回目となるこれまでに499名を表彰した。

 2月17日(月)11:00から、消防庁舎(花園2)6階講堂で令和元年度表彰式が開かれ、迫俊哉市長、小樽地方技能尊重運動推進協議会の濱本進会長、受賞者事業主や推薦団体関係者らが出席し、表彰者の紹介と表彰楯が各自に手渡された。

 審査委員長を兼ねる濱本会長によると、6名の審査員が1月17日(金)に集まって審査委員会が開かれ、市中小企業等振興条例施行規則第24条の規定に基づき、12名を決定。

 「建築や美容業、菓子製造業など多種多様の職種から選ばれ、それぞれ長年に渡り研鑽を詰まれた優秀な方々。今年度の受賞者の年齢が若いことから、今後、若い技術者を育てるという意味においても、とても喜ばしく思う」と期待を寄せた。

 迫市長は、「小樽市は北海道経済の中心として栄えた町で、繁栄の中で培われた職人の皆さんの技術は、現在まで地元企業に脈々と受け継がれている。ものづくりのまち小樽の礎として、皆さんの技術と弛まぬ努力が、次の世代に継承されていくためにも、持続可能な地域経済の発展を目指す必要がある」と協力を求めた。

 受賞者を代表して、木下畳店の木下義明さん(76)は、「このたびの表彰は大変光栄で、伝統と社会貢献という責任の大きさに身の引き締まる思いです。伝統ある職人のまち小樽において、技能の継承・発展のため、この栄誉を契機に今後さらなる技能の向上と、若い技能者の育成に力を注ぎ、地域産業の発展に寄与すべく最善を尽くす所存です」と決意を新たにした。

 ◎令和元年度小樽市優良技能者表彰受賞者一覧(JPG)

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