第22回小樽雪あかりの路 来場者315,200人に激減

 2月8日(土)の前夜祭から9日間の日程で開催された第22回小樽雪あかりの路が、昨日16日(日)に閉幕し、17日(月)、同事務局による総括が発表された。

 

 第19回51万8千人、第20回48万8千人、昨年の第21回で47万8千人の来場者数が、今年の第22回目は、前回比162,800人・34.1%減の31万5,200人となり、40万人を下回るのは、2001(平成13)年に開催の第3回39万6千人以来。

 

 1999(平成11)年第1回目18万、2000(平成12)年第2回目の30万5千人に次いで、3番目に少ない結果となった。

 

 北海道の冬のイベントとして定着して経済効果に期待が高まる中、日韓関係問題が尾を引き、新型コロナウイルス感染対策で、中国人をはじめとする観光客の減少が主な要因と思われ、例年よりも1日開催日を減らしたなどの影響が考えられる。

 

 雪不足のため、雪入れ費用として400万円を計上して対応。開催期間中は、前夜祭や開幕初日に寒波が訪れ、その後は季節はずれの暖気となり、オブジェが融けてしまうハプニングに見舞われたが、ボランティアによる毎日の修復とロウソクの灯りを絶やさぬ努力でイベントを継続。使用本数は約8万本となった。

 

 おもてなしボランティアの会・小樽観光ガイドクラブ・緑のまちづくりの会・杜のつどい・小樽青年会議所・北海道建築士会のボランティア団体に、これまでの中国ボランティアに変わり台湾ボランティア25名と、韓国ボランティア25名の海外ボランティアが来樽。日本人学生ボランティア14名と小樽商科大学生や市内各高校生が加わり、ボランティアは延べ2,314人を確保。前回よりも192人多かった。

 

 おたる案内人がガイドを務めるバックヤードツアーは、4日間で、昨年より21人減の118人が参加。道内外の観光客が、小樽の歴史や雪あかりの路に纏わる話に耳を傾け、思い出深い時間を過ごしていた。

 

 そのほか、文団協・雪あかりジョイント事業第5回「箏と華…舞う 雪ものがたり」 を開催し、いけばなと箏・バレエが共演するなど様々な企画が用意され、イベントに華を添えていた。

 

 17日18:00から小樽経済センター(稲穂2)を会場に、フェアウエルパーティーでボランティアの労をねぎらい、台湾ボランティアや日本人ボランティアは18日(火)、韓国ボランティアは20日(木)帰国する予定。

 

 ◎第22回雪あかりの路総括(JPG)

 ◎第22回小樽雪あかりの路(外部)

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