河辺石油創立100周年 小樽市に1,000万円寄贈

 1920(大正9)年4月1日創業の河辺石油株式会社(本社小樽・河辺由清会長)は100周年を記念し、地域防災力の充実と強化のため小型動力ポンプ付積載車購入費用として1,000万円を寄贈。

 2月20日(木)10:00から、小樽市役所(花園2)2階市長応接室で贈呈式が開かれ、川山和重代表取締役社長・西山寛ニ専務取締役・大野紘義総務経理部次長が来庁し、迫俊哉市長・土田和豊消防長・阿部芳郎消防団長が対応した。

 川山社長から迫市長に目録が手渡され、同市からは篤志表彰を授与した。

 迫市長は「まちの経済を支えてくれているこの寄附は、市民の安心安全を守るため、充分、消防力の強化に使わせてもらいたい」と感謝した。

 川山社長は「市からポンプ車との提案があり、有効に利用してもらいたい」と期待した。

 同社は、本社を小樽市稲穂2に置き、札幌・室蘭・枝幸・余市に支店を構え、ガソリンスタンド8ヶ所。灯油・重油の販売、LPガス及びガス器具販売等を業務内容とし、従業員は73名。住ノ江市場跡地に、同社のガソリンスタンドを建設し、今年4月から着工を予定している。

 消防団第1分団(赤岩・末広・梅ヶ枝・清水・豊川・石山・錦を管轄)に配備予定の小型動力ポンプ付積載車は、小型ポンプや様々な救助資機材を搭載し、幅広い災害活動に活躍できる車両。

 阿部団長は、「装備の充実となり、大いに活用したい」と感謝し、土田消防署長によると、納車は来年の年明けになる見込み。

 ◎河辺石油株式会社(外部)

 ◎小型動力ポンプ付積載車(外部)