国立大2次試験 小樽商大受験者677人

 2020(令和2)年度国公立大学2次試験前期日程が、志願者数24万3千人・志願倍率3倍で、2月25日(火)に全国各地の大学で行われ、小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)でも、9:50から小樽試験会場と仙台試験場で始まった。

 小樽では、志願者756人のうち677人の受験生が合格目指し試験に挑んだ。仙台会場では志願者数25人のうち受験した人は20人。17:30終了。

 同大の志願者数は、定員305人に対し、昨年度の907人より275人少なく、志願倍率は過去最低の2.3倍に留まった。

 内訳は、昼間コース定員280人に対して志願者632人・倍率2.3倍、夜間主コース定員20人に対して、昨年度は予想を超える152人が志願し倍率7.6倍だったが、今年度は志願者50人減の102人・倍率5.1倍。専門学科・総合学科卒業生入試定員5人に対して志願者22人・倍率1.2倍となった。札幌市内の高校出身者の受験が依然多い傾向が続き、現役も82.3%だった。

 小樽会場では、悪天候によるJRやバスなどの交通機関の乱れもなく、中央バスを増便して対応。地獄坂(商大通り)は、受験生を乗せたタクシーが坂道でスリップして立ち往生、一時渋滞した。

 受験生が続々と校門前に到着すると、同大学応援団106代目新団長・吉野あおいさん(1年)を含む団員6名が、未来の同大生に「頑張れ!」とエールを贈っていた。

 受験生110人が入室する104講義室では、ほぼマスクをした受験生が着席し、緊張した雰囲気が漂う中、係員から問題用紙が配布された。

 受験生1人が発熱のため別室で受験。今後、新型コロナウイルスに感染した受験生の対応については検討中だという。

 合格発表は、3月6日(金)10:00から同大HPと同大会館前の掲示板で発表する予定。

 ◎大学入試センター(外部)

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