ペンギンのヒナ誕生! おたる水族館

 現在休館中のおたる水族館(祝津3)で、フンボルトペンギンのヒナが誕生し、明るい話題に包まれいる。(ペンギン写真提供:おたる水族館)

 2020(令和2)年1月9日(木)に、オスのチョキ(24歳)とメスのハル(17歳)のペアが初めて産卵。両親が抱卵を放棄したため、同時期に産卵したオスのブライアン(11歳)とメスのイヴ(10歳)のペアが、代わりに抱卵する仮親として、初めての子育てに挑戦。

 経過観察を行い、2月20日(木)に孵化。当日の体重は76g。生後9日目で197g、3月1日(日)朝には200gとなり、順調に成長している。

 同館飼育部海獣飼育課の濱夏樹飼育員は、「チョキとハルの子どもがいなくて、ぜひ残したいと2年間かけやっと孵化することができた。元気に育ってほしい」と喜んでいる。

 3月14日(土)通常営業開始日の公開には間に合わないが、成長を待ってお披露目する予定だ。

 また、同館と横浜・八景島シーパラダイスは、ブリーディングローン(繁殖のための貸借)を試み、セイウチの繁殖に取り組むことになり、同シーパラダイスのアコ(メス・18歳)を、セイウチの繁殖期である2月~4月限定で、同館に移動させ、ウチオ(オス・30歳)と同居させる。

 同館の人気者、セイウチのウチオとウーリャの子どものしずく(メス・4歳)も、繁殖目的に鴨川シーワールド(千葉県)に移動のためお別れ会を行った。

 ◎おたる水族館(外部)

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