予算特別委員会 新型コロナウイルス状況

 小樽市議会第1回定例会予算特別委員会(濱本進委員長)が、3月4日(水)13:00から市役所(花園2)第2委員会室で開かれた。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、日程を当初の6日間から3日間に縮小し本日から開始された。

 最初に、新型コロナウイルス関連の保健所管轄の質問から始まり、小樽での状況が明らかになった。

 自民党の中村吉宏議員は、市民からの問合せや検査件数などの状況について質問し、保健所総務課長や同次長が対応。

 保健所内の帰国者・接触者相談センター2月7日(金)~3月3日(火)の相談件数は538件で、市民383件・医療関係77件・その他報道関係などから78件。検査件数12名を実施。陽性は無かった。全道での検査は、3月2日(月)時点で533人分と発表している。

 市民からの相談については、「新型コロナウイルスに関連した肺炎の疑い例の定義」に合致するかを確認をするよう促し、熱や咳が続く場合の医療機関への対応については、国の診断に基づき、熱の日数やかかりつけの医師を受診したかを聞いた情報をまとめ、同センターの医師等や保健所内で相談し、接触者外来を受診するか決めている。

 コロナウイルスに関しての検査は、北海道立衛生研究所と札幌市衛生研究所の2件のみで、小樽の場合は道立衛生研究所で検査、現在市内では検査できないが、道立衛生研究所に検査方法を学びに行っているため、なるべく早目、3月中旬を目処に検査ができるようにしたい。検査ができる1日あたりは5名分となる。

 マスクが不足しているとの問合せもあるが、医療用マスクも不足している状況で、手づくりマスクをHPで紹介している。

 公明党の松田ゆう子議員は、学校が長期休業となり給食センターの影響について質問。

 学校給食センター副所長は、2月27日(木)・28日(金)と3月のすべて、青果物・肉類・パン・米飯などを扱う業者へキャンセルを行なった。生鮮食品や受注生産のものなどキャンセルができない食材については、全額支払い、冷凍食品は4月以降に使用することとした。

 調理員は委託業者で、パート従業員も多数。委託業者と協議し、パート従業員は引き続き雇用し、従業員についても賃金を保障すると聞いている。全休となる3月分の給食費は徴収しない。

 学校教育支援室主管は、当初の3月4日(水)までの休みとした際には、各家庭での学習や休み中の過ごし方を指導したが、さらに24日(火)まで臨時休業が伸びたことで、学校から、休業中の過ごし方についての文書や予防のための注意喚起文書、各学年に応じた学習用のプリントを郵送した。

 子育て支援室長は、放課後児童クラブ等を5日(木)から開設。こども発達支援センターを3日(火)から、さくら学園も5日から開所する。

 働く母親にとって大切な保育所へは、子どもの体調や検温、昼寝後にも検温し、園児帰宅後には、園内の消毒に努めている。

 公明党・高橋克幸議員は、保健所は忙しいとは思うが、できるだけ市民の相談に対応してもらいたいと要望した。

 5日(木)・6日(金)に予算特別委員会、9日(月)に常任委員会、10日(火)公共施設の再編に関する調査特別委員会、13日(金)に本会議を再開する予定。

 ◎小樽市議会(外部)

 ◎R020304小樽市議会予算特別委員会1(YouTube)

 ◎R020304小樽市議会予算特別委員会2(YouTube)

 ◎R020304小樽市議会予算特別委員会3(YouTube)

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