春の到来 手宮御膳水の滝出現!

 北海道道454号小樽海岸公園線の手宮洞窟保存館(手宮1)横に、手宮膳前水の滝が出現。3月11日(水)に、小樽市総合博物館の大鐘卓哉学芸員によって確認され、小樽に春の到来を告げた。

 手宮滝は、1882(明治15)年に明治天皇の御行幸の時のために確保された、御前水井から溢れ出る水によって出来る滝で、通称「御膳水の滝」と呼ばれ、雪解けで水量が増える時期に話題となっている。辺りに水音を響かせ、周辺にはふきのとうが咲き始めた様子は、近隣住民の目や耳を楽しませている。

 3月9日(月)は普段と変わらない水量で滝とは呼べない状況だったが、その後、まとまった雨が降り、11日(水)に滝が出現。昨年は4日に初確認された。

 12日(木)は、1日を通してプラスの気温で経過し、最高気温5.6℃(13:57)。春らしい穏かな日となった。滝に近づくにつれ水音が強くなり、ヒヨドリの囀りと共に周辺に響き渡り、滝の上段には、ふきのとうが咲いているのが確認でき、春の風景が広がっている。

 現在の小樽の積雪は40cm、積雪は滝の水量に影響が大きいとのこと。

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