ウポポイ(民族共生象徴空間)PR巡回展 小樽市総合博物館

 新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で休館となり、3月20日(金・祝)から10:00から16:00まで時間を短縮して再開された小樽市総合博物館(手宮1)では、エントランスホールで日本科学未来館が企画制作し、全国科学館連携協議会の協力で、新型コロナウイルスについて5枚のパネルを展示。

 

 2階回廊では、4月24日(金)に白老町にオープン予定のウポポイ(民族共生象徴空間)をPRする巡回展を、4月19日(日)までパネル11枚で紹介。国立アイヌ民族博物館設立準備室主催。

 

 企画展示室では、「小樽に銘酒 これあり候」と題して、旧北の誉酒造の資料などから小樽における日本酒醸造の歴史を振り返る企画展を、22日(日)まで開いている。

 

 小樽では、港に本州から米が入荷され、米の産地でなくても北海道最大の酒処として、明治10年頃から増加し最大40戸の醸造業者があり、小樽を代表する酒造会社・北の誉株式会社(明治34年創業)の貴重な道具や帳簿などの資料を公開。

 

 かつての酒造りの工程の一部を、2007(平成19)年11月30日に経済通産省の近代化産業遺産の認定を受けた貴重な道具とともに、看板や酒ビン・販促品(豆本など)も多数展示している。

 

 また、同館では、プラネタリウム及び科学展示室としづか号の運転席等を立入禁止とし、エントランスホールのテーブルと椅子を片付け、定期的な換気や消毒を行い、引き続き感染防止に努めている。


 ◎総合博物館本館企画展「小樽に銘酒これあり候」(外部)