幸福を招く春の使者 福寿草の群生

 一番に春を告げる福寿草の群生が、今年も、小樽市塩谷の斉藤さん宅の前庭にお目見えした。愛くるしい黄色い花を求め、カメラ愛好家のリピーターが早くも訪れているという。

 雪解けとともに、ここ1週間で咲き始め、春の妖精(スプリング・エフェメラル)とも呼ばれる福寿草が群生となって、春の到来を一番に告げている。花言葉は、“永久の幸福”や“幸福を招く”で縁起の良い花だ。

 3月28日(土)10:00の気温は5℃と低く風も強いため、斉藤さんの奥さんは、長年の観察から蕾気味だと状況を判断。ここ1週間ほどで、次々に黄色い花をつけ、暖かい日にはミツバチが飛んで来て、ここだけ一気に季節が進んでいるようだ。

 この群生は、5、60年ほど前からあり、水やりなどはせず自然に任せているという。

 クロッカスや水仙は、やっと地面に顔を出し始めたところで、福寿草の群生も4月いっぱいは楽しめ、ゴールデンウイークが過ぎると葉っぱに覆われるという。

 毎年撮影を楽しむカメラ愛好家が訪れ、2時間ほどかけて熱心に角度を変えて撮影したり、奥さんも離れて住んでいる娘に、福寿草の写真を送ったという。

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