新型コロナ撃退! 小樽版伝説のアマビエ

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が全国に拡大し、1日も早い収束を願う中で、SNSでは、江戸時代から日本に伝わる豊作や疫病を予言し、疫病を防ぐ能力を持ち合わせていると言われる半人半魚の妖怪「アマビエ」に注目が集まっている。

 先々週、アマビエの存在を知った小樽在住のKさんは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、観光客もいない、休校や休業を余儀なくされ、現状打破の一助になればと、4月15日(水)から、伝説のアマビエを小樽版にアレンジしてデザイン。17日(金)に完成した同デザインを友人に送ったところ、徐々に拡散が始まったという。

 小樽版アマビエは、港小樽をイメージして額に錨(イカリ)を付け、運河のガス灯を銛(モリ)に見立て、耳と足は潮まつりのうず潮マークをあしらい、小樽らしさを強調。

 休校中の子どもの塗り絵にしたいとの問合せもあり、子どもにも親しんでもらいたいと可愛らしさを取り入れた。

 制作者は、「閉塞感漂う観光都市小樽で、ほんの少しでも明るい話題や利益になる商材になればとの思いでデザインした。ぜひ皆さんに使ってもらいたい。商品化しても、どのように使ってもらってもいい。小樽の人が元気になれる材料のひとつになればと思う」と話した。

 ◎塗り絵用小樽版アマビエ

 ◎アマビエ(wikipedia)