小樽市内初の死亡者 茨戸アカシアハイツ感染者

 

 

 小樽市(迫俊哉市長)は、5月9日(土)15:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で記者会見を開き、市内19例目(道内935例目)の市在住の90歳代男性感染者が、市内で初めて死亡したことを発表。

 

 19例目の男性は、集団感染が発生している介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(札幌市北区)に、3年前から入所しており、4月29日(水)に札幌市における検査で陰性だったが、5月6日(水)に発熱があり札幌市で再検査を実施。

 

 8日(金)11:48に同施設で死亡。その後再検査の結果、陽性であることが分かった。入所後は施設内で生活し、今年2月以降は、家族も含め施設関係者以外との接触はない。

 

 貞本保健所長は、「最初の検査で陰性だったのは、潜伏期間の可能性が高く、再び施設内での感染は低い」と話した。

 

 市内14例目(道内754例目)の100歳代女性も、同施設で陽性が確認されているが、市内の住所登録がある人でこの2名のほかに同施設の入所者はいない。

 

 初めての死亡者に迫市長は、「引き続き、市と保健所と病院がしっかりと情報連携を図り、万全な対策を講じていきたい」と話した。

 

 道内では、9日(土)、新たに11名の感染が判明し、この男性を含めて3名が死亡している。

 

 ◎北海道内の発生状況(外部)

 ◎関連記事