妙見市場から新店舗へ CSAショップ開店

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策措置のため休業中の店舗が多い中、地産品・フェアトレード・環境良品の店“CSAショップ”(ミリケン恵子代表)が、妙見市場閉店から1ヶ月の休業を経て、5月7日(木)に、市役所通りに新店舗を構えて再開、待ちわびた常連客で賑わった。

 「CSA」は、生産者から消費者へ地場の生産物を直接販売することで、Community Supported Agriculture(地域に支えられた農業)の頭文字をとったっもの。

 ミリケンさんは、同ウイルスの感染拡大を懸念して、人が集まる場所を設けることに慎重にならざるを得ない状況ではあったが、この時期だからこそ店を開けようと考え、「これから育つ野菜は待ってはくれず、採れたての新鮮なままを皆さんに届けたい」と、強い思いを語る。

 当面、店内飲食は行わず、屋外で野菜類の一部を販売。緊急事態宣言中は、月曜日・火曜日・木曜日・金曜日の10:00~16:00に、水曜日は移動販売とし営業を開始した。

 店先には、赤井川産のとうや(じゃがいも)や無農薬にんじん、小松菜・しょうが・菊芋、はちみつや甘夏ママレード、平飼いたまごや生花ミニブーケが並び、店内には、フェアトレード商品とともに、余市佐々木商店の木綿豆腐やこんがりやのパンなども委託販売。

 今後、赤井川村の地域野菜を中心に、西日本の無農薬野菜を販売する予定。妙見市場で実施していた市民の手作り市「シビックマーケット」は、当面の間、延期とした。

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