消費庁は、1988(昭和63)年から毎年5月を消費者月間に、5月30日を「消費の日」と定め、消費者・事業者・行政が一体となって消費者問題に関する啓発等を集中的に行っており、小樽・北しりべし消費者センター(市役所5階)内にある小樽消費者協会(星功会長)では、5月18日(月)から、市役所(花園2)別館渡り廊下で、消費者月間パネル展を開催している。
市民が被害に遭わず平穏な生活を送れるよう、トラブルを防ぐための啓発を目的としたパネル9枚を展示。
新型コロナウイルスに関連した特別給付金詐欺に注意を呼びかけるパネルには、暗証番号や口座番号・通帳・キャッシュカード・マイナンバーなど、絶対に教えない・渡さないことを強調し、同ウイルス流行拡大の影響で相場が上がるため、金を買う権利を申し込んだほうが良いと勧誘があった事例を紹介し、給付金を装った詐欺に注意をするよう伝えている。
また、インターネット通販に関する偽ショッピングサイトや、偽ブランド品などのトラブルに巻き込まれないよう注意を促し、市内で実際に送られてきた架空請求ハガキを展示。消費者の8つの権利や同協会の活動写真も紹介している。
同会事務局の村上さんは、「高齢者から、コロナ関連で高額なマスクや体温計不足などの問合せがあった。特別給付金に関する詐欺にも注意してもらいたい。市役所へいらした際には、渡り廊下に展示しているパネル展を見ていただきたい」と話し、困った時は、消費者ホットライン188番への相談を呼びかけた。
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