塩谷・銭函小へ図書寄贈 土曜市出店者

 都通り商店街無農薬野菜即売会実行委員会(鈴木創実行委員長・同商店街振興組合理事長)は、小樽市立塩谷小学校に全53冊・同銭函小学校に全72冊の計125冊(20万円相当)の図書寄贈を行った。

 5月20日(水)14:00から、小樽教育委員会庁舎(花園5)2階教育長室で、陳列された寄贈本を前に、鈴木実行委員長としりべしなんでも百姓くらぶ・村上順一代表が出席して贈呈式が開かれた。(写真提供:小樽教育委員会)

 鈴木実行委員長から、林教育長に寄贈本が手渡され、市から感謝状が贈られた。

 塩谷小では、「世界遺産になった食文化」や「雪の結晶ノート」など、銭函小では、「あいうえおおかみ」や「時間の大研究」など、寄贈先の学校が希望する図書を選んだ。

 村上代表は、「僕たちの未来を担う子どもたちに、色々なことに関心を沢山持ってもらいたい」と寄贈を続けているという。

 同商店街では、5月の第1土曜日から11月中旬まで、同百姓くらぶによる採れたて新鮮野菜の販売を行う「土曜市」を開催。朝に採れた山菜や無農薬野菜、たまご・はちみつ・ケーキなどを販売し、常連客で賑わっている。

 小樽のためにと、出店者から売上の一部を集め、2009(平成21)年~2012(平成24)年度は、市立小樽図書館に累計387冊(80万円相当)の図書を寄贈し、その後は、市内小中学校の図書購入費が全国と比べて少ないと知り、2014(平成26)年度から小中学校へ、毎年2校ずつ各10万円相当(計20万相当)の寄贈を続けている。今回の寄贈分をあわせると、743冊(140万円相当)になる。

 小樽をはじめ、余市・仁木・赤井川・積丹などの農家13~14件が、都通り商店街内のディッセンバー付近に集まり、産地直送の無農薬野菜や山菜を販売する「土曜市」を、例年ではすでに開催しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年度の開催は中止を余儀なくされ、今後の開催の目処がたっていない。

 土曜市について村上代表は、「今後の開催に関しては、鈴木実行委員長と相談し状況を見ながら、お客さんが安心して楽しみながら買物できる雰囲気になり、6月下旬に開催できればと思う。山菜は時期的に無理だが、7月頃から畑物ができる」と、開催できる日を待っていた。

 ◎小樽都通り商店街公式HP(外部)

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