カフェ＆バー石と鉄(色内2・中源博幸代表)では、ホテルノルド小樽(色内1)横にコーヒー移動販売車をつけ、5月30日(土)・31日(日)の2日間限定で朝カフェを開いた。
晴天に恵まれ清々しい風が吹く初日には、7:00から途切れることなく客が続き、中源氏とスタッフが対応に追われた。予定していた閉店時間より1時間早く完売となり、3時間ほどで150人が来店した。
訪れた人ほぼ市民で、「散歩しながら味わいたい」と運河方面へ向かう人、「外だからいいね」とノルド付近のベンチに腰を下ろしてコーヒーを味わう人、用意したテラス席で寛ぐ人など、それぞれに朝カフェを楽しんでいた。
メニューは、本格エスプレッソマシンを使ったスペシャリティコーヒーで、カフェラテやカフェモカ・エスプレッソとチョコレートミルクなどのホットとアイス、CARPOOLさんのチャイなどドリンク7種類と、クッキーやクロワッサン、チャンダナのスリランカカレーなども用意したが、フード類は開店1時間で完売した。
同店も新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、4月12日から休業となり、オンライン食事会などの“いまできること”に挑戦してきた。
「小樽の人たちが守ってきた観光地の小樽運河を歩く人影もないことで、すごく寂しさを感じた。今だからこそ、地元の人が改めて行ってみて、小樽の魅力を再発見できる機会だと考え、今でしか体験できないこと、自分たちの街は良い所と発信することで、人が戻ってくることを願い、新しい生活様式やライフスタイルを提案するきっかけにしたいと企画した」という。
初日を終えた中源氏は、「お客さんも密を避けて協力し、ご来店いただき感謝している。これから緊急事態宣言が解除され、飲食店も含めて、どうイベントや行事をやっていくのかが最初のポイントとなり、3密を防ぐ外でのイベントをこれからどうやっていくのか、ひとつのスタートとなると思う」と話した。
31日(日)も7:00～11:00予定で、品切れ時点で閉店する。
