小樽市議会2定提出議案など 定例記者会見

 小樽市(迫俊哉市長)は、6月2日(火)16:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、定例記者会見を開き、第2回定例会提出予定の議案について、令和元年度小樽市観光入込数、新型コロナウイルスに関連する各経済対策の受付開始、特定定額給付金の申請状況を説明した。

 第2回定例会は、2日(火)に招集告示、9日(火)に議案説明。提出予定議案は、令和2年度小樽市一般会計補正予算(先議予定)をはじめとする予算議案3件と、市長と副市長の7月分給料月額の10%を減額する、小樽市特別職に属する職員の給与の特例に関する条例案等6件、工事請負契約や不動産、動産の取得4件、追加送付予定の工事請負契約1件、最終本会議に提出予定の人事案件3件。

 ◎2020(令和2)年度小樽市議会第2回定例会提出予定議案(PDF)

 国の補正予算において創設された、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、感染症収束を見据えた市独自の事業として、市民の消費を喚起し、中小・小規模事業者の事業継続を支援する飲食・商店街等市民応援事業や、市内飲食店など登録店舗で利用できる額面5,500円のクーポン券を4,000円で発行する飲食店応援クーポン事業、市内外からの観光需要の復興を支援する観光需要復興支援事業など、先議分の補正予算額1億5,160万円。

 医療機関を支援する感染症対応医療機関支援事業費補助金や、国のGIGAスクール構想事業の前倒しに合わせ小中学校の末端機を購入する、教育用末端整備事業費を増額する経費等、通常分の補正予算額3億6,775万2千円を計上した。

 市からは、新型コロナウイルス感染症の影響による、国民健康保険・後期高齢者医療制度・介護保険の2020(令和2)年度の保険料減免を、6月11日(木)から受付開始する。

 ◎新型コロナウイルス感染症の影響による保険料減免のお知らせ(PDF)

 2019(令和元)年度小樽市観光入込客数は、699万1,800人で、対前年度比82万2,400人減の89.5%で、2013(平成25)年度以降700万人以上の入込客数が続いていたが、7年ぶりに下回った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響では、2月の入込客数は対前年度比29万900人減、3月は43万100人減と大幅に落ち込んだ。

 宿泊に関しては、2月以降の減少が響き、対前年度比で98.8%の79万1,700人。外国人宿泊者数では、日韓関係悪化の影響で、韓国が対前年度比47.0%と大きく減少する一方、ラグビーW杯の影響で欧米豪州諸国の宿泊数が増加した。

 ◎令和元年度全期小樽市観光入込客数の概要(外部)

 経済対策の小売業等事業継続支援金、宿泊業事業継続支援金、雇用調整助成金等活用促進補助金の申請受付を、6月1日(月)から開始し、飲食店家賃補助の申請期間は6月30日(火)までとした。

 特別定額給付金の申請状況は、5月末で5万1,129世帯(83%)が申請、22日(金)から給付を開始。本日までに、4万212世帯に76億6,540万円の給付を決定した。

 ◎小樽市長定例記者会見記録令和2年6月2日(外部)