百花の王・牡丹見頃 小樽貴賓館庭園

 小樽市内祝津にあるにしん御殿、旧青山別邸を有する小樽貴賓館(祝津3)庭園では、初夏の花・牡丹が見頃となり、青空が広がる6月7日(日)は、花を愛でる大勢の人が訪れていた。

 同館の庭園には、丹精込めて手入れをされた牡丹約430株と芍薬320株が植えられ、来館者の目を楽しませている。

 5月25日(月)頃から牡丹の開花が始まり、その後次々と、赤やピンク・黄色・白の大輪の花が咲き誇っている。豪華絢爛な花々に囲まれて、貴賓館と歴史的建造物の旧青山別邸をバックに、撮影するのが定番となっている。

 7日現在、日当たりの良い場所の芍薬は15株が咲き始め、蕾が膨らみこれから見頃を迎える。

 旧青山別邸の建物は、明治・大正を通じて鰊漁で巨万の富を築き上げた、祝津の鰊漁網元・青山家の2代目政吉が、1923(大正12)年に建てた別邸で、国指定の有形文化財に指定されている。

 花を楽しんでいた夫婦は、「庭園は雑草もなく、手入れが行届いている」と、感心していた。

 例年5月下旬~7月上旬開催の牡丹・芍薬まつりは中止としたが、9:00から17:00まで同庭園で鑑賞できる。

 今年から、牡丹・芍薬庭園の入園料(中学生以上300円)を設け、同入園券で旧青山別邸の入館料が300円引となる。

同館HP(外部)では、日々の開花状況を掲載している。6月下旬頃には、同敷地内のあじさい園の開花も楽しむ事ができる。問合せ:0134-24-0024

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