感染症対策基金へ善意の寄附

 小樽市(迫俊哉市長)は、5月14日(木)に小樽ロータリークラブから寄贈を受けたのをきっかけに、新型コロナウイルス等の感染症対策に活用するための資金「新型コロナウイルス等感染症対策基金」を創設し、現在、寄附を受け付けている。

 6月19日(金)にも、小樽地方石油業協同組合から105万円、金融機関主催の4つの団体から各50万円ずつ寄附があり、市役所(花園2)市長応接室でそれぞれ贈呈式を行った。

 9:30から、小樽地方石油業協同組合・杉江俊太郎理事長と篠田忠男事務局長が出席し、迫市長へ直接手渡され、市からは篤志者表彰を行った。

 同組合には小樽と後志地域の50社が加盟し、今回の寄附では、市内にガソリンスタンドを持つ12社が協力して105万円が集まった。

 杉江理事長は、「小樽では、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、非常に苦しい思いをしている人がいる。日頃、小樽の人々にお世話になり何かできないかと、会社単位で募った。大変な時に一緒に乗り越えたい思い」と話した。

 10:00からは、金融機関が主催する北洋銀行「小樽はまなすクラブ」森川正一会長・北海道銀行「小樽らいらっく会」西條文雪会長・北陸銀行「ほがらか会」山本秀明会長・北海道信用金庫「小樽市内合同ひまわり会」杉江俊太郎代表の4団体から各50万円ずつの寄贈があった。

 山本会長は、「市内経済に影響があり、早い終息を願う。幅広い観点で、基金を有効活用してもらいたい」と強く訴え、他の会長らとそれぞれの現状について語り合った。

 それぞれの寄贈を受け、迫市長は「医療・検査体制を整え、財源に限りがあり、地元の経済や雇用を守る施策に今回の寄附はとてもありがたく、有効に使わせてもらいたい」と感謝した。

 今回の寄贈分を合わせると、同基金には2,200万円(ふるさと納税分を除く)が集まった。

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