共和町産らいでんメロン 小樽初出荷

 小樽市公設青果地方卸売市場(有幌1)の1階卸売場で、6月25日(木)7:00から、共和町産らいでんメロン60ケースの初セリが行われた。

 赤肉「ルピアレッド」秀5玉入りを最高値10万円で競り落としたのは、昨年同様仲卸人・株式会社大果大共青果(舘岡功一代表取締役社長)で、ご祝儀価格のついたメロンは、北海道イオン食料品売場で今日と明日に展示し、この他15ケースは販売も行う。

 舘岡社長は、「今年はコロナの影響で、この先の販売が見え難い状況。メロンは観光客に人気があったため、産地に迷惑をかけないよう、生産者の応援をしたい思いは強い。小樽では、らいでんメロンが中心なので、小売店にもしっかりと並べてPRし、ギフトにも繋げてもらいたい」と話した。

 今年は、昨年より3日遅い24日(水)に、生産農家3戸から初収穫され、本日、小樽と札幌で初セリが行われた。

 らいでんメロン生産組合・矢瀬雄史副組合長は、「今年は天候にも恵まれ糖度もあり、良いものができた。皆さんに食べてもらいたい」と太鼓判を押した。

 同市場には、メロンケース60ケースが詰まれ、仲卸人・買受人・きょうわ農業協同組合職員・らいでん生産メロン生産組合者・市場関係者らが集まった。

 競り人の霧島幸彦さんの威勢の良い掛け声で競りが始まり、昨年よりも5万円低い10万円のご祝儀価格がついた。すべてを大共青果が競り落とし、小樽と余市の小売店で販売する。

 本日の小樽での売上金額は395,000円。4玉入り10ケース・5玉入り40ケース・6玉入り10ケースの合計300玉。

 らいでんメロンは芳醇で果肉はなめらか、果汁もジューシーでとろけるような甘味が特徴。同メロンを使ったゼリーやソフトクリーム・クッキーなどの加工品にも使用され、共和地区の生産農家153戸213.8ヘクタールの作付面積で、4,500トン・18億1,000万円の販売を予定している。

 今後、赤肉4種類が次々と出荷され、7月10日以降がピーク、7月中旬には青肉1種類も重なり、11月上旬まで続く。

 ◎JAきょうわ(外部)

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