第一ゴムオリジナルフェイスシールド寄贈

 第一ゴム株式会社(奥沢3・藤本雅彦代表取締役社長)化成品事業本部は、商品開発したオリジナルフェイスシールド100セットを、小樽市(迫俊哉市長)へ寄贈。

 新型コロナウイルス感染症対応等に従事する保健所・消防署などの機関で使用してほしいと、6月26日(金)10:00から、市役所(花園2)市長室で贈呈式が行われ、藤本社長と同社・石倉弘貴営業部長が出席した。

 同商品名は「フェイスシールドZERO」、スタートのゼロとコロナがゼロになるよう「ZERO」を使用。定価550円(税別)。

 フェイスシールドが不足していると、医療従事者の生の声を社員を通じて聞き、GW明けから開発をスタートさせた。5月末に試作品ができ、市立病院や看護学校の学生、市内病院で試着してもらったところ、使い勝手が良いと試作の段階で発注がきて、6月に入って商品化し18日から販売開始となった。

 シールドは、リサイクル原料を使用したPET樹脂で、クリアな視界を確保し、アルコールや次亜塩素酸水でふき取りや消毒も可能。バンド部分の隙間を広く通気性を良くして曇りにくくし、締め付け感をなくし、全体のバランスを良くしたため軽く感じ疲れにくい。

 同社商品は、曇りやすさと疲れやすさを解消した上、コストを抑え、部品3点のみで簡単に組み立て可能。これまで2,000セットを製造し、すでに1,000セット発送。さらに1,000セット追加となった。

 迫市長は、「高い技術を持った地元企業が多く、ものづくり企業が感染防止に一役買って頂き、大変心強い。保健所・市立病院・最前線で頑張っている人たちに、十分な供給をさせたいので、ぜひ配布したい」と感謝した。

 藤本社長は、「小樽からブランド発信したい。社内的フェイスシールドであったり、発想を具体化するスピード感が弊社の課題」と話した。

 マスクをつける新しい生活習慣となって、さらに、女性をターゲットに、抗菌効果でマスク2~3枚を清潔に保管できるケースに着手。男性も上着の胸ポケットに入るコンパクトな持ち運びに便利なもの。色は4色で、現在サンプルが完成し、7月中旬に生産し、8月1日(土)から、小樽駅構内の駅なかマートタルシェ(稲穂2)で発売開始予定。定価600円(税別)。

 問合せ先:0134-33-7700 第一ゴム株式会社化成品事業本部・石倉営業部長

 ◎第一ゴム株式会社化成品事業本部(第一化工株式会社・外部)

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