クロフォード像改修とアイアンホース号乗車Web予約

 小樽市総合博物館(手宮1)本館玄関にあったアメリカ人鉄道技術者のジョセフ・U・クロフォード像の台座修繕が完了した。

 クロフォードは、1880(明治13)年に開通した北海道初の鉄道・幌内鉄道の建設を指揮した功労者で、小樽ゆかりの彫刻家・中野五一により作られ、クロフォード技師銅像建設期成会が、1956(昭和31)年6月10日に、旧手宮駅前に設置。

 2度の移設を経て、同館正面玄関前に設置され、来館者を出迎えていた。

 台座内部のコンクリートが経年劣化し、水が入ることで凍結融解し石組みの内部が崩壊。1年間は規制線を張って近寄れないよう安全に注意していたが、今年5月下旬から6月上旬に工事を行い、正面から横の芝生にずらして、台座を低くし設置当初の銘鈑をそのまま残し配置した。

 同館・大鐘卓哉学芸員によると、「台座を下げたことで、クロフォードの目線が優しく見え、目が合うように感じる。館内に入る前に、クロフォード像を見てください」と話した。

 また、同館で動態保存している蒸気機関車アイアンホース号は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、6月3日(水)から、乗車体験せず運行する様子を見学だけとなっていたが、7月から試験的にWeb予約制体験乗車を実施する。

 乗車日は、7月4日(土)と5日(日)の11:30・13:30・15:30、各回30名(先着順)で、1日(水)12:00から受付開始。申込は予約サイト(外部)とQRコードで。

 7月後半からの予約制体験乗車については、今回の試験運用実施後に調整し、詳細については同館HP(外部)等で案内する予定。

 ◎蒸気機関車アイアンホース号のWeb予約制体験乗車(外部)

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