赤いペチュニア彩る沿道 フラワーストリート事業

 快適な環境づくり実践促進連絡協議会(増田榮治会長)は、6月29日(月)と30日(火)、市道浅草橋線(緑山手線通り)の沿線の植樹枡に、赤いペチュニアを植栽する「フラワーストリート事業」を実施した。

 この事業は、平成4(1992)年度から、潤いのあるまちづくりと美化意識の高揚を図るために行われている。夏になると鮮やかな紅色の花で彩られ、沿道を歩く市民や観光客の目を楽しませている。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3密を避けるために、2日間で4グループに分けて実施。予定していた26日(金)は、あいにくの雨となり延期となった。

 29日は心配な空模様の中、市立小樽美術館(色内1)横に集合し、9:30の班は17名、10:30の班は7名が参加して、同館側にある植樹枡26箇所に手分けして花を植えた。

 毎年参加している北海道電力ネットワーク株式会社小樽支店では、7名が協力しそれぞれに分散して実施した。

 植樹枡は、生活環境部で事前に土おこしをしていた部分もあったが、雑草が生い茂る場所もあり、同社員は、丁寧に草を取り除き土を耕して植えていた。

 初めて参加した同社の女性職員は、「雨が降り土が重かった。花の植え方にはセンスが問われる。この場所を通るたびに、自分が植えた花が気になると思う。また参加したい」と話した。

 同社企画総務グループ・山根暁子さんは、「コロナ感染対策を充分しながらの実施で、市民に沿道の綺麗な花を見てもらうよう地域貢献している。弊社の前に花を植えて、市民や訪れる人々に花を楽しんでもらいたい」と期待を寄せた。

 この他、常連の富岡町会から2名が参加し、ベテランの手際良い植栽を行っていた。

 30日(火)も9:30と10:30の2班に分かれ、金融資料館(色内1)側の植樹枡21箇所の植栽を予定している。

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