アイアンホース号乗車体験 試験運用開始

 小樽市総合博物館(手宮1)本館の蒸気機関車アイアンホース号の乗車体験が、7月18日(土)・19日(日)限定で行われている。

 通常ならば4月末のゴールデンウイークには、冬眠から覚めた同号に、多くの来館者が乗車体験を楽しめるはずだったが、新型コロナウイルス感染症の影響で休館が続き、開館後も乗車せずに走行する姿を観覧するだけの試験運用が実施されていた。

 今回の乗車には、事前にWeb予約が必要で、発車時刻の30分前まで受け付け、各便30人限定。

 18日は、11:30と15:30の便は満員だったが、13:30の便は20人で出発した。中央駅に集まった乗客は、乗車前に検温と手指の消毒を行い、1両に10人ずつ乗車。青空の下、汽笛とともに白煙を上げ、今シーズン初めて乗客を乗せて運行した。

 市内在住の4歳の女子と2歳の男子の家族は、「前回来た時は乗車できなかったので、今回申し込んで初めて乗車した。子どもたちは電車が好きなので喜んでいた。迫力があって良かった」と話した。

 担当の鈴木博子さんは、「天気も良く最高の乗車日和で、皆さんに楽しんでいただけて良かった。久しぶりにアイアンホースにお客さんを乗せる日が、無事に終わって良かった」と安堵した様子だった。

 19日(日)の13:30と15:30の便には、まだ余裕がある。

 8月以降の予約制体験乗車については、今回の試験運用実施後に調整を行い、同館HPで案内をする予定。

 ◎蒸気機関車アイアンホース号のWeb予約制体験乗車(外部)

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