無参詣法要でコロナ対応 小樽おぼん万灯会

 小樽佛教会(島隆会長)主催・小樽の夏の風物詩「おぼん万灯会」が、新型コロナウイルス感染症の影響により、運河公園(色内3)での開催中止を決め、今回21回目は、同会会長寺院で無参詣法要を勤めることとした。

 

 運河公園を会場とした催しは、命の大切さをテーマに、「伝えよう いのちの繋がり いのちの灯」を託し、噴水池に流す蓮華灯と会場に設置した灯籠を合わせて約5,000基に灯りが灯され、同会加盟の66ヶ寺の僧侶が宗派を超えて一同に会し、今は亡き大切な人を偲ぶ日として、市内外から多くの人が訪れている。

 

 今回の灯籠は、お盆の時期に同会加盟寺院で1個500円で販売。購入した灯籠に名前等を記入し、各寺院ごと箱に納めて本堂に飾り、同会と66ヶ寺院の67個のLEDライトの万灯を灯し、20名ほどの僧侶が心をこめて読経する。

 

 また、灯籠の売上金の一部を、小樽市新型コロナウイルス等感染症対策資金基金に寄附するとした。

 

 今年は、5月に小樽市民会館で開催の花まつりも延期し、島会長は、「小樽の夏の風物詩として定着してきたおぼん万灯会、いつも通り盛大にできなくて残念だが、来年は例年通りにできることを祈りたい」と話した。

 

 問合せ:090-9510-5756 小樽佛教会総務・麻上昌幸氏(長昌寺住職)

 

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