縄文土器づくり体験 夏休み体験活動

 小樽市教育委員会生涯学習課主催の夏休み体験活動最終回「土器づくり体験」が、夏休み最終日の8月18日(火)9:30から、生涯学習プラザ(富岡1)ホールで開かれた。

 

 考古調査士で発掘調査経験のある山戸大知学芸員が講師を務め、小学4~6年生16名が参加した。

 

 縄文土器の特徴について・どのように土器が作られたか、土器の役割や文様の名前などの知識を深め、土器づくりを体験した。

 

 ウッディ粘土を使用して、1cm幅に切った粘土を5段に積み重ねて成形し、一番上に縄文土器を特徴づける、波状口縁(はじょうこうえん)と呼ばれる5つの突起と波状をつくり、仕上げに、土器の表面に文様をつける作業を行い、縄を使って線を掘る沈線文(ちんせんもん)・棒などで付ける刺突文(しとつもん)・内側から竹で突き出るような文様の突瘤文(つきこぶもん)など好みの文様をつけて、2時間ほどで完成。

 

 山崎粋さん(小5)は、「粘土を重ねるところが難しかった。3つの文様全部をつけ、残った粘土で蓋も作った。上手にできて楽しかった」と話した。

 

 山戸学芸員は、「普段の授業では触れることのない土器づくりを、高学年を対象に実施し、体験をメインにした。縄文という名前を覚えてもらえればと思う」と話した。

 

 同活動は、プログラミング・ストロー工作・土器づくりの3つの体験が実施された。
 

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