北照高等学校(最上2・小路修司校長)では、夏休みが終わった8月24日(月)、2学期の始業式終了後、12:00から小樽中央墓地(緑5)で、全校生徒234名が清掃ボランティアに精を出した。
同墓地は、市内にある市営墓地14ヶ所の中で、4,400区画もある一番広くて急な斜面が多い。
お盆後の供物や花などのゴミがカラスによって散乱している場所もあり、ジャージや制服姿の生徒が、厳しい暑さの中、火バサミとゴミ袋を持って坂を上り、通路脇に散乱しているゴミを拾い集めていた。
今年で8回目となるこのボランティアは、地域の清掃を行うことで、生徒の奉仕の心を育むために実施。高齢化が進む同市において、墓地管理が行届かない家庭が増加している現状を踏まえ、戸籍住民課の協力の下、同校の恒例行事となっている。
3年生の金大翔生徒会長は、「自分の親戚の墓もあるので、綺麗にして皆さんに喜んでもらいたい。暑いので気をつけながら頑張りたい」と話した。
最後のボランティアとして参加した佐々木斗聖君(3年)は、「今日は天気に恵まれた。最後ということで一生懸命にゴミ拾い集めた」と、名残惜しそうに話した。
担当職員は、「新型コロナウイルス感染症のこともあるが、ボランティア活動を続けたいと、市と相談し実施することとした」と話した。
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