コミュニティスペース“レールウェイ”で多世代交流

 旧手宮線沿いにあるのコミュニティスペース“レールウェイ”(色内2)を会場に、多世代交流できる子ども食堂を、10月からスタートする。

 

 空屋を活用して子どもたちのためにサポートしたいという、同建物オーナー・有限会社エムアシストの高橋齋さんの思いに共感した、小樽商科大学グローカル戦略推進センターの高野宏康さんが、社会福祉NPO団体つむぎ(上滝桂子代表)とJ-DANCE~TAQMI~(高橋匠美代表)と連携し、定期的に子ども食堂を開催することに。

 

 手宮線跡の立地を活かして、鉄道遺産・日本遺産「炭鉄港」などの歴史文化関連パンフレット類を無料で配布し、関連イベントも企画。1階には、テナントカフェとして、北ぢぞうがすでに営業を開始している。

 

 2階のレンタルスペース空色の列車スタジオを使って、第1回目となる家族バレエ体験レッスン&子ども食堂を、10月2日(金)に開催する。

 

 初心者でも経験者でも、親子や祖母と孫、1人でも参加自由なバレエレッスンを、1時間ほど行い、レッスン後は全員で食事を楽しむ。

 

 高橋匠美代表は、これまでも同建物2階で、1月の新春ロシア語レッスンを行い、ピロシキやロシアの菓子を振る舞いロシア文化に触れる体験を実施。2月の雪あかりの路では、ロシアの人気キャラクター・チェブラーシカの雪像を4体作り、冷えた体をロシアンティーで温め、参加者に好評だった。

 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、子どもたちにマスクやソーシャルディスタンスを強制し、知らず知らずのうちに我慢をさせていたことに気づき、レッスンの後に食事をする機会として子ども食堂を提案。

 

 幅広い世代の憩いの場になればと、今回、食堂と合わせた家族体験レッスンを初開催する。

 

 「小樽の地域活性化に貢献したい思いがあり、空家を活用して市民に、文化・芸術に目を向ける機会を作っていきたい。新型コロナウイルス感染が続く中、心の豊かさが重要で、絆を深める場を作り、笑顔でご飯を食べ、楽しいだけではなく学べる機会としたい」と述べ、現在、参加者を募っている。

 

 第2回目は、10月23日(金)を予定している。

 

 家族でバレエ体験レッスン&子ども食堂

 10月2日(金)16:00 レールウェイ(色内2)2階空色スタジオ

 大人レッスン料1,000円・食事代350円、小学生無料、定員5名

 レッスン申込み:080-8297-8838
 
 ◎レールウェイの紹介スライド(view)