臨時交付金活用 小樽・後志を味わう給食提供

 小樽市学校給食センター(真栄1)は、同市学校給食地場産品活用事業として、市内24小中学校の給食に、野島製菓株式会社(入船2)製造のみたらしだんごを、9月29日(火)と10月2日(金)に分けて提供。

 

 2016(平成28)年度から、市内児童生徒に、地元で採れた食材を給食を通じて知ることで、地元や食への関心を深め、地元を愛する心を育むことを目的に、給食メニュー「小樽・後志を味わおう」を実施。

 

 今月も、ホッケを使った西京焼やベビーホタテを使ったあんかけ焼そばなどを提供し、今回は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した第1回目として、みたらしだんごを提供した。

 

 地場産品の提供回数を増やすことで、児童生徒を元気づけ、地元食材業者の支援に繋げることが目的。

 

 野島製菓のだんごは、カップ入りを学校給食用に特別製造し、十五夜にあわせたメニュー。

 

 29日に提供された市立稲穂小学校(富岡1・大坂充校長)では、児童393名がこのメニューを味わった。

 

 1年2組25名の児童は、デザートの同だんごを最後に食べ、「大好き」「美味しい」と声をあげながら味わい、給食の時間を楽しみ、担任教諭は、「小樽には餅屋が多いことを再認識できたと思う。小樽の地場産品を活用するのは良い」と話した。

 

 大坂校長は、「3・4年生では、歴史の中で、小樽には餅屋が多いこと、地元に根ざした産業であることを学び、食の安全性について興味を持ってもらえればと思う」と話した。

 

 同事業は今年度末までに、かまぼこ・魚製品・和菓子等の8回程度を順次提供する予定。

 

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