小樽市立病院クラスター 収束を宣言

 小樽市(迫俊哉市長)と小樽市立病院(若松1)は、同院で発生した新型コロナウイルス感染症の集団感染(クラスター)は、9月17日(木)を最後に2週間、新たな陽性者の確認がないことから、10月2日(金)付で収束宣言を行い、通常の診療体制に戻るまでにはおおむね2~4週間かかるとした。

 

 8月18日(火)に、同院に勤務する20歳代看護師の感染が確認され、その後、同院3階東病棟や5階東病棟などの看護師や患者に広がり、9月17日(木)に診療放射線技師が感染し、職員16名・患者15名の計31名の集団感染となった。更なる感染を防ぐために対応し、その後、同院での陽性者は確認されていない。

 

 新規外来診療については、9月16日(水)から診療を再開しているが、入院病床の混雑状態が続き、他医院からの紹介患者や入院が必要となる患者については、当面の間、その都度、医師が受入の可否を判断。救急患者についても同様。

 

 クラスターが発生した3階東病棟、一時閉鎖していたが、現在、同病棟に患者を移す作業中とのこと。

 

 集団感染の詳細等は、現在調査中で、病院全体の問題として、改めて徹底した感染予防対策に取り組み、今後同じようなことを発生させないよう努力するとしている。

 

 ◎小樽市立病院における新型コロナウイルス感染症集団感染に収束について(外部)

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