小樽佛教会と地方電気工事協同組合 コロナ基金寄附

 小樽佛教会(島隆会長)は、夏の恒例行事「おぼん万灯会」の灯籠収入の一部50万円を、小樽市新型コロナウイルス等感染症対策資金基金に寄附し、10月7日(水)9:30から市役所(花園2)2階市長応接室で、島会長をはじめ役員4名と、迫俊哉市長と小山秀昭副市長が出席して贈呈式を行った。

 

 島会長は「市民からの気持ちを大切にしたい」と話し、迫市長は、「市民の皆さんの理解があってのことで、感染に関しては、札幌のことも考えながら、市民に備えることも沢山あり、有効に使わせて頂きます」と感謝した。

 

 おぼん万灯会は、毎年8月19日に運河公園で開催され、宗派を超えてみんなで故人を偲ぶ行事として、今年21回目を迎え定着してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3密を避ける対策として、島会長の浄応寺(石山町5)に会場を移し、無参詣法要という初めての試みで行われた。

 

 無参詣法要となったが、これまで通り、市内66ヶ寺で1個500円の灯籠を販売し、市の同基金に寄附する思いを伝えたところ約3,000個が売れ、寄附をするならばと2個購入する人も現れ、想像以上の協力が得られたと役員一同驚いたという。

 

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 三役会を度々開き、5月の花まつりも中止を決め、6月に万灯会の無参詣法要を決め、日時の入らないポスターを用意。クラスターも発生し、小樽のために何かできないかと基金の存在を知り、6月末には寄附の話がまとまったという。


 
 
 同日16:00からは、小樽地方電気工事協同組合から70万円の寄附があった。(写真提供:小樽市広報広聴課)


 
 同基金には、今回の2件を合わせて3,800万円の寄附が集まり、経済対策や医療従事者への支援など基金の目的に沿った形で活用する。プレミアム商品券にも寄附の一部2,000万円が活用される。


 
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