タヒチ文化とダンスの魅力 ワンコインスタジオ

 市立小樽美術館(色内1)が主催するワインコイン・スタジオ第3弾「タヒチの風土と、ダンスの魅力を語る」が、10月10日(土)10:00から同館1階ミーティングルームで開かれた。

 

 講師は、小樽タヒチアンダンス教室hinafetia主宰の野口花代氏が務め、タヒチの文化やダンスの魅力などについて語った。

 

 タヒチアンダンスは、ハワイアンダンスの原型とも言われ、神々に捧げるなど宗教的な色が強く、露出が少ない衣装で、庭で摘んだ花などをつけて踊る特徴があるハワイアンダンスに対し、露出が多く、干した木の皮で編んだスカートや自然にある物を身につけ、情熱的で自由に踊る。

 

 また、コミュニケーション手段として踊り、文化と暮らしを象徴している。空港ではダンスで出迎え、生活に密着していたが、ダンスが認められた時代と、法律で禁止された時代を繰り返していた。

 

 野口氏は、2歳半でクラシックバレエを始め、ジャズダンスやコンテンポラリーダンスを習ったが、高校3年間はダンスから離れていた。大学進学間際に、東京でダンスを学ぶ道を選び、清水フミヒト氏に弟子入り。

 

 小樽でダンスの楽しさを伝えようと戻り、ハワイでタヒチアンダンスを見て、内面から溢れ出す自由さを感じ、札幌の指導者に師事。1年経たずに指導者となり、ステージで踊ることに憧れていたが、人に教えることで自分も成長できるのだと気づき、2008(平成20)年、23歳でhinafetiaを立ち上げた。

 

 7年前から、1人で、また教室の生徒を連れて訪れている現地の様子を、海の景色や伝統料理などを交えて語り、ダンスの伝統を後世に伝えようと、毎年7月の1ヶ月間かけて踊る、タヒチ最大のダンスコンテスト「ヘイヴァ・イ・タヒチ」についても紹介。

 

 美術館で踊ることに憧れがあり、展示作品からインスピレーションで踊る同館の催しに9回ほど参加し、創作する機会を設けてもらい、終わった後の達成感は大きく、これからも同館との繋がりを大切にしているという。

 

 野口氏は、「話すことが苦手だから踊りが好きになったのに、今日は自分にとっても良い経験になった」と話し、「あなたしか見えない」というラブソングにあわせて踊り、参加者を楽しませた。

 

 10月24日(土)から開催の特別展「北前船の華 北海道を渡った九谷焼」に先立ち、4日(日)に行った、野口氏と倉谷はるね氏によるミュージアムダンスショーの動画を、開催初日の24日から配信する予定。

 

 ◎hinafetiaHP(外部)

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