小樽ユネスコ英語祭 自慢の英語でスピーチ

 小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)は、10月25日(日)13:00から、小樽市公会堂(花園5)ホールを会場に、第46回小樽ユネスコ英語祭を開催した。

 

 今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策をとりながら、小学2年生~一般16名が、ALT(英語指導助手)や星功英語委員長、外園知代理事の5名が審査員の前で、暗唱や夢、アイヌ文化や水族館、観光などをテーマに、5分以内の英語でのスピーチに挑んだ。

 

 スピーチに先立ち、開会式が開かれ、丸田謙二郎前会長から、新たに会長を務める原田氏が、「同協会は、北海道では札幌に次いで、1949(昭和24)年に発足した。国際機関のユネスコの理念に沿う英語祭の開催は、重要な活動のひとつと捉えている。参加者の皆さんは日頃の成果を存分に発揮し、さらに引き続き、英語に興味を持ってもらいたい」と挨拶した。

 

 引き続き、迫俊哉小樽市長が挨拶に立ち、「この英語祭を通じて、さらに自分の英語力の自信を深めてもらいたい」と述べ、林秀樹教育長は、「日頃の練習の成果を発揮し、自分の考えを発表する良い機会となる」と述べた。

 

 ステージ前には審査員がずらりと並び、休憩と換気を挟みながら、16名のスピーチが次々と行われ、観客から拍手が贈られていた。

 

 スペシャルスピーチとして、ALTのブランドン・スパニューロさんによる「カナダ」について、日本と比較したり、歴史やメイプルシロップなどの特産物や動物などについて紹介した。

 

 表彰式では6つの賞が発表され、賞状と楯が贈られた。

 

 北海道新聞社賞を受賞した高島小5年の梶原もなさんは、アイヌの人々についてスピーチし、その中で、姉が作ったムックリを披露するなど、観客に印象付けた。「少し失敗したけれと、賞がもらえて嬉しい。2ヶ月前から練習を始め、少し緊張した」と話した。

 

 姉で北陵中1年の梶原のんさんは、疫病を収めると言われる謎の妖怪「アマビエ」についてスピーチし、「コロナで困っている人がいるけれど、頑張っている人がいるから、日常生活を送ることができる。みんなも頑張って」との思いを込めたという。

 

 星英語委員長は、「点数をつけるのがとても難しかった。来年もぜひ頑張ってもらいたい」と、エールを贈った。

 

 ◎小樽ユネスコ協会(外部)

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第46回小樽ユネスコ英語祭
小樽ユネスコ協会会長賞 一般 土倉みなみ
小樽市長賞 桂岡小6年 大澤樺音
小樽市教育委員会教育長賞 花園小2年 高城琴羽
国際ソロプチミスト小樽会長賞 西陵中3年 堤 花音
STV賞 看護学校2年 石井楓夏
北海道新聞社賞 高島小5年 梶原もな