幅広い世代にダンスの楽しさを伝える、ダンスうんどう塾(小林英夫塾長)では、余市町登小学校(余市郡余市町登町1015)児童に、2008(平成20)年から学芸会に向けてのダンス授業を実施している。(写真提供:登小学校)
今年は、新型コロナウイルス感染症拡大を懸念して学芸会は中止となったが、担当教諭の「来年に繋げたい」との思いや、今まで育んできた学びの機会がコロナ禍で失われるよりもと、学校側が検討しダンス授業を決行。
新1年生が5名入学し、3年生2名・4年生3名・5年生2名の計12名で、これまであまりやったことがなかった「アメリカンワルツ」に取り組んだ。
10月6日(火)から、毎週火曜日3・4時限目に4回実施され、最終日の27(火)は、同塾指導者3名による授業が進められた。
1年生には少し難しい部分もあったが、わずか3分の曲に合わせ一生懸命振付けを覚えた。今回頑張った成果は、来年の学芸会で、ぜひ発表しようという約束し、最後の授業を終えた。
小林塾長は、「子供たちが集まると、そこにはヒップホップやKポップが支流となっている昨今、身近な音楽でも表現できることを今年のテーマとした。最近TV放映されたアニメ映画の音楽で、ミュージカル風に表現動作を学んでいた。生徒たちからは、楽しい・面白いと喜ばれていた。来年の学芸会で、練習を重ねて発表披露するという夢を語っていた」と話した。
高橋成志教諭は、「 昨年度の学芸会が終わった後、子どもたちに意見や感想を求めたら、“来年もやりたい”、“おもしろかった”という反応があり、ダンス運動が大好きなのだと分かった。地域に愛されたダンス運動が、ダンスを継続する理由。学芸会では、地域の観覧者が、ダンスの先生方や子どもたちと共に踊る場面が予めプログラムされていて、全員が参加して楽しむ形が、登地区のお祭りのように大盛況で、かけがえのない存在だと感じている」と話した。
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